最近、「スマホ代を見直したい」と格安SIMへの乗り換えを検討する方がとても増えています。
以前は発生していた解約金も一部撤廃され、乗り換えのハードルが下がったことも一因かもしれませんね。
ただ、料金が安くなる一方で、「思ってたのと違った…」「こんなはずじゃなかった!」という失敗談も少なくありません。
この記事では、元スマホショップ店員の視点から「格安SIM初心者がつまずきやすいポイント」と「失敗を避けるための対策」を分かりやすくご紹介します。
これから乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
失敗①:キャリアメールが使えない
大手キャリア(docomo・au・SoftBankなど)から格安SIMに乗り換えると、「@docomo.ne.jp」などのキャリアメールが使えなくなることがほとんどです。
🔸対策
- GmailやYahoo!メールなど、フリーメールへ事前に切り替えておくのが安心です。
- 特に、学校・病院・保育園などとメール連絡している方は要注意!
🔸補足ポイント
「どうしてもキャリアメールを使いたい…」という方は、有料でアドレス持ち運びサービスを利用する方法もあります。
- 乗り換え後31日以内の手続きが必要
- 月額330円(税込)で各社共通
- 1年で3,960円(税込)になるので、コスト重視ならフリーメール推奨
失敗②:店舗サポートがない
格安SIMは基本的にオンライン契約&サポート。
トラブル時に「店舗に相談できない」と気づいて後悔する人も多いです。
🔸対策
- 「スマホ操作にある程度慣れているか」自分で見極めておく
- 店舗サポートのある**サブブランド(UQモバイル・ワイモバイル・ahamoなど)**も検討すると安心
🔸補足ポイント
契約していたキャリア経由のオプション(ファンクラブ、音楽サイト等)は自動解約になる可能性も。
クレジットカード決済に切り替え可能なものは、事前に支払い方法の見直しをしておくのがおすすめです。
失敗③:通信速度が遅い
昼休みや夜など、回線が混雑する時間帯に通信速度が落ちることがあります。
特にYouTube視聴やLINE通話が多い人は、ストレスを感じやすいです。
🔸対策
- 混雑時でも安定しやすい通信速度の速い格安SIM(ahamo、UQモバイルなど)を選ぶ
- SNSや動画アプリの低画質モードを活用してデータ節約
🔸補足ポイント
Wi-Fi環境が整っていればそれほど気にならない場合も。
ただし、普段よく使う場所で電波が入るかは事前にチェックを!
- 山間部・海辺などでは特に注意
- 4G・5Gの対応状況も確認しておくと安心
失敗④:SIMロック解除を忘れる
いざSIMカードを差し替えようとしたら「使えない!?」と焦る…。
この原因の多くがSIMロック未解除です。
特に、古いスマホを使用している場合は要注意!
🔸対策
- 乗り換え前にSIMロックを解除しておく
- 格安SIMに対応した端末かどうかも確認する
🔸補足ポイント
最近の機種でも、対応外のケースもあるため注意。
- オンライン契約の場合は、事前に対応機種をチェック
- SIMロック解除は、キャリア公式サイトで製造番号を入力すれば手続き可能
「docomo SIMロック解除」などで検索し、公式ページにアクセスして手続きしましょう。
失敗⑤:電話が使えなくなった
乗り換えの手順ミスにより、「電話ができない」「番号が変わってしまった」などのトラブルが発生することも。
🔸対策
- MNP予約番号を事前に取得し、有効期限内に手続き
- 「音声通話対応SIM」で契約(データSIMと間違えないように!)
🔸補足ポイント
新規契約の方がスマホ代が安いからと安易に選んでしまうと、電話番号が変わってしまうことも。
LINEやSNS認証、二段階認証が使えなくなるリスクがあります。
- データ移行が終わってから旧回線を解約する
- 番号が変わった場合は、SNSや各種サービスの設定変更も忘れずに
格安SIMで後悔しないために
格安SIMは確かにお得ですが、何も考えずに乗り換えると後悔する可能性も。
ただ、事前に正しい知識と準備をしておけば、多くのトラブルは回避できます。
元ショップ店員としての経験から言えるのは、「とにかく安く!」だけで決めないこと。
サポート体制・通信品質・SIM対応端末かどうかなど、自分の使い方や環境に合っているかをしっかり確認して選ぶことが、満足度の高い乗り換えにつながります。